吉祥寺の内科、泌尿器科、アレルギー科  吉祥寺まいにちクリニック

           

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吉祥寺駅北口1分

新型コロナウイルスの
抗体検査


【目次】新型コロナウイルスの抗体検査
 ● mRNAワクチンって何?
 ● 抗体について
 ● 検査の対象となる方
 ● 検査方法
 ● 検査の受け方
 ● 検査費用
 ● 結果について
 ● 結果の解釈について
 ● 変異株にも効果があるのか


ファイザー社やモデルナ社の新型コロナウイルスに対するワクチンは、「メッセンジャーRNA(mRNA)ワクチン」と呼ばれる新しい技術により作られたワクチンです。

mRNAワクチンは、ウイルスの表面にある、ウイルスが人の細胞へ侵入するために必要なスパイクタンパク質と呼ばれるたんぱく質の遺伝情報を含んだものです。

mRNAワクチンを接種することで人の体内にこのスパイクタンパク質の遺伝情報が入ると、免疫の働きでスパイクタンパク質に対する中和抗体(ウイルスの細胞への感染や重症化を防ぐ抗体)および細胞性免疫が誘導されることで新型コロナウイルス感染症の予防効果が期待されています。


抗体について

抗体の量(抗体価)が多ければ多いほど感染や重症化を防ぐ効果が高いとされています。
ワクチン接種によって得られる抗体の量(抗体価)は人によってそれぞれであり、ワクチン接種を受けたすべての方が感染予防に必要とされる抗体の量(抗体価)を獲得できるわけではありません。

スパイクタンパク質に対する中和抗体の量を調べることで、ご自分が新型コロナウイルスへの免疫を獲得できたのかを知ることができます。

また、新型コロナウイルスワクチン2回接種後に新型コロナに感染してしまうブレークスルー感染も、この中和抗体の量(抗体価)が関係していると言われており、ご自分のリスクだけでなく他の方へのリスクもある程度把握ができるかもしれません。

※中和の量が多いからといって、感染を完全に防ぐことができるようになったわけではありませんので、引き続きの感染予防対策の継続をお願いします。


検査をおすすめする方

・新型コロナウイルスに対する中和抗体(ウイルスの細胞への感染や重症化を防ぐ抗体)の量を調べたい方

・ワクチン接種後、しっかりと抗体がついたか調べたい方
ワクチン接種をされた方は、2回目接種の7日後以降での検査をおすすめ致します。


検査方法

血液検査となります。
ISO15189に認定されているBML社に外注しているため、結果が分かるまでに3日程度かかります。

【検査機関】BML社(http://www.bml.co.jp/)
【試薬名】ARCHITECT SARS-CoV-2 IgG Ⅱ Quant(Abbott社製)


検査の受け方

診療時間内にご来院ください。
WEB予約にてご予約いただくとスムーズにご案内が可能です。

<WEB予約の取り方>

①「WEB予約」にアクセスしていただき、「自費診療」をお選びください。

②受診をご希望の日時をお選びください。

③「ご相談内容」には「抗体検査希望」とご記載ください。

詳しいWEB予約の取り方はこちらもご参考ください。

<診療時間>
(平日) 10:30〜14:00/15:30〜19:30
(土日祝) 9:00〜12:30
※受付は各診療時間終了の30分前まで


検査費用について

新型コロナウイルスへの中和抗体の量を測定する検査は、自費診療となります。
保険診療で行うことはできません。

1回の検査につき10,000円(税込)となります。
結果の解釈はこちらをご参照ください。まだまだ分からないことが多くこれ以上のご説明は難しいです。
医師による個別のご説明をご希望の方は2,000円(税込)で承りますのでご来院の上お申し付けください。


結果について

検査日から3日程度で結果が分かります。
土日祝などが挟まると結果が遅れることがありますのでご了承ください。

検査結果は「WEB問診」にご記載いただいたメールアドレス宛にお送り致します。
WEB問診のご記入はご予約後にご来院前にお願いいたします。


結果の解釈について

抗体検査 結果の見方

<結果の見方について>

実際にメールでお伝えする結果はこのように数値が記載されております。
結果の見方は以下の通りとなります。

「ハンテイ」 :
中和抗体が検出されたかどうかを(+)か(-)で表示しています。抗体価(テイリョウチ(AU/ML))が50以上であれば(+)に、50未満であれば(-)と表示されます。
(-)であれば、新型コロナウイルスへの中和抗体が存在しないという意味です。
(+)であれば中和抗体があるということを意味し、「テイリョウチ(AU/ML)」の数値がその抗体の量(抗体価)となります。

「テイリョウチ(AU/ML)」:
中和抗体の量(抗体価)となります。
この数字を「抗体検査 結果の見方」のグラフのどの部分に該当するかをご確認ください。
結果が4160AU/ml以上であれば、100人中95人(95%)の確率で感染予防や重症化予防に十分な抗体があると考えられます。
ただし、それより少ない抗体の量であっても感染予防や重症化予防につながらないわけではなく、2150AU/mlあれば80%の確率で感染・重症化予防につながる抗体があると考えられます。
全く抗体が検出されなかった場合は「LT 6.8(6.8未満という意味)」と記載されます。

これらの抗体価の数値は、当院での試薬や機器の条件での結果となりますので、他院で行った新型コロナウイルスの抗体検査には当てはめることができませんのでご了承ください。


変異株にも効果があるのか

2021年6月現在、アルファ株(B.1.1.7系統の変異株)、デルタ株(B.1.617.2系統の変異株)、ラムダ株(C.37系統の変異株)などが知られていますが、中和抗体が標的としているスパイクタンパク質の構造的な変化はなく、ワクチンによる予防効果は引き続き維持されると考えられます。

しかし、ウイルスが変異することで“中和抗体の活性が低下”すると考えられているため、ワクチンによる感染・重症化予防の効果が弱くなっている可能性も指摘されています。
言い換えれば、ワクチン接種によって獲得した中和抗体は、変異株に対して“抗体の質”があまりよくない可能性があります。

抗体の質が低い分は、抗体の量でカバーされることも考えられるため、抗体価(抗体の量)がしっかりとついた方は変異株への感染・重症化予防の効果は高い可能性が考えられます。

AMEDより 〜Temporal Maturation of Neutralizing Antibodies in COVID-19 Convalescent Individuals Improves Potency and Breadth to Circulating SARS-CoV-2 Variants〜

最近の研究では、新型コロナウイルス感染症に罹患した方の体内の抗体の時間経過の推移を追ってみたところ、
中和抗体量は経過とともに減少したがその一方で、抗体の質は時間経過とともに向上していったとの報告があります。
抗体の量が多く作られていることに越したことはないですが、抗体価(抗体の量)だけで予防効果の有無を判断できるわけではない点をご留意ください。
また現在のところ、抗体の質を定量的に検査することはできません。

また、抗体を産生して我々の体を守ってくれる「液性免疫」とは別に、抗体を介さずに免疫細胞自体がウイルスを攻撃する「細胞性免疫」という免疫機能もあり、この2種類の免疫系統で我々の体は守られています。
ワクチン接種により「細胞性免疫」も誘導されて新型コロナウイルスへの感染・重症化予防ができるので、「液性免疫」にのみ関与する抗体の量だけで予防効果の有無のすべてを知ることはできません。

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